「ATP(アデノシン三リン酸)とは?」を簡単に分かりやすく解説っ【生物学】

 

あせんと
あせんと

はいどーも! あせんとです!

 

今回は、
↓この結論に沿って話していきますっ!

 

【 ATP(アデノシン三リン酸)】

→ エネルギーをストック(貯蔵ちょぞう)するための「保管庫」

 

それじゃあ今回もいっくぞ~~っ!!(゚Д゚)

 

「ATP(アデノシン三リン酸)とは?」を簡単に分かりやすく解説っ【生物学】

スポンサーリンク

ATP(アデノシン三リン酸)= エネルギーの「保管庫」

アデノシン三リン酸=エネルギーの保管庫

 

ざっくり言うと、
『ATP(アデノシンさんリンさん)』は、カラダの中で「エネルギーの保管庫」として はたらいています。

 

人間だけではなく、
世のなかに存在する あらゆる生命は、この『アデノシンさんリンさん(ATP)』をもとにして活動している。

 

そして、
ATPさんはめっっちゃ強いエネルギーをもつ物質です。

 

 

……しかし、ATP が常にエネルギーを出しつづけたら、生き物のからだは、すぐさま機能きのう 停止ていしおちいってしまいます。

 

言ってみればそれは、
エアコン(クーラー)を24時間365日、けっぱなしにしているようなもの。

エアコンの酷使

そんなことをしていては、
電気代もとんでもないことになりますし、キチンと休ませてあげないと、寿命じゅみょうがちぢんでしまいますよね。

 

そうならないために、
ATPは “必要なとき” に “必要な量” のエネルギーを放出してくれるのです。

 

とても優秀ですね。

あとで頭ナデナデしてあげます。

 

ATP =「『アデノシン』1つ」に「『リン』が3つ」くっついてるよ(´・ω・)

アデノシン1つ+リン3つ=アデノシン三リン酸

 

先にちょっとだけ、
『ATP(アデノシン三リン酸)』の大まかな内容について、お話させてください。

 

ATP は『アデノシン(C10H13N5O4』という物質に、『リン原子げんし(P)』が3つくっついた化学 物質です。

 

そして、
『原子』が多種たしゅ多様たように た~~っくさん集まると、化学 反応をて、『化学 物質』と呼ばれるものへと変化します。

 

それから、リン(Phosphorusフォスフォロスとは、『ミネラル(しつ)』と呼ばれる栄養えいようのなかまです。

 

たとえばですが、あなたの体内にあるリン(P)の80%は、歯や骨の成分である『リン酸カルシウム(Ca3PO4)』として利用されています。

 

ATP は、『アデノシン』、それから『リン』という2つの物質が組み合わさることで、初めて、「エネルギーの保管庫」として活躍できるのです。

 

アデノシン1つ + リン3つ = アデノシン三リン酸

アデノシン三リン酸の化学反応式を図解したもの

 

……少し脱線だっせんしてしまいましたね。

話をもどしましょう。

 

シンプルな話、

 

アデノシン + リン3つ
= アデノシン三リン酸(ATP)

 

↑このようになります。

 

なので『アデノシン三リン酸(ATP)』の化学式は、↓コチラのようになっています。

 

【『ATP(アデノシン三リン酸)』の化学式 】

→ C10H16N5O13P3

 

『Adenosine Tri Phosphate(アデノシン三リン酸)』の頭文字をとって『ATP』って呼ぶよ(`・ω・)

アデノシン三リン酸=Adenosine Tri Phosphate

 

『アデノシン三リン酸』を英語にすると、 “Adenosineアデノシン TriトリPhosphateフォスフェイト” となります。

 

『ATP』というのは、
『アデノシン三リン酸(Adenosine TriPhosphate)』のかしら文字をとった呼び名なのですね。

 

ATP さんは、英語でも日本語でも長ったらしい名前をしているので、略称りゃくしょうで呼ばれることが通常なのです。

 

なので、ざ~~っくりまとめると↓このようになります。

 

「酸素原子4つ + リン原子1つ」によって合成された『リン酸塩(PO4)が『アデノシン(Adenosine)』に3つ(Tri)くっついてるよ(´・ω・)

この化学 物質を『アデノシン三リン酸(Adenosine Tri Phosphate)』、あるいは『AエーTティーPピー』って呼ぶよ(´・ω・)

 

ATP の活躍は『糖質』のおかげ!?

ATPの活躍は、『糖質』のおかげ…!?

 

……ちなみに、ですが。

 

ATP をつくる “原料” となる『アデノシン(C10H13N5O4)』には、たん糖』の仲間である『リボース(C5H10O5)』が入っています

 

『単糖』とは、私たちが『糖質とうしつ』と呼んでいる栄養えいようにふくまれる成分の1つです。

 

そして、
『糖質』とは「からだの “エネルギーげん” となる栄養えいようのこと。

 

ATP は、あくまで “保管庫” です。

 

エネルギーが “必要なとき” に、”必要な量” を放出するための「保管 やく」をになうことが、ATP の使命となります。

 

なので、じっさいにエネルギーとして働いているのは、ATP に含まれている『糖質』—『リボース』です。

 

“エネルギーげん” と呼ばれる栄養えいよう ——『糖質』が入っているからこそ、ATP は「エネルギーの保管庫」として活躍できるのですね。

 

ATP がエネルギーを放出 → リン(P)が1つ “外れる”

(ATP によるエネルギー放出)

リン(P)を1つ外す=ATPのエネルギー放出

 

ATP さんは、エネルギーを放出するときに、ユニークな動きをします。

 

自身の構成こうせい 成分であるリン(P)を、1つだけ “外して” しまうのです。

 

化学式で表すと、↓このようなカタチになります。

 

C10H16N5O13P3
↓ ↓
C10H16N5O13P2 

 

右端にあるリン(P)が、1つ減っていますね。

 

この「リン(P)を1つ外す」というアクションを取ることによって、ATP の中にあるエネルギーが放出されます

 

イメージ的には、↓このような感じですね。

 

(ATP によるエネルギー放出)

リン(P)を1つ外す=ATPのエネルギー放出

 

例えばですが、あなたがジョギングやランニングなどの運動をするとき、からだは「エネルギー」を必要とします。

 

そのとき、体内で ATP さんが「やっべ! エネルギー出さなきゃ!!(゚Д゚)」と反応。

 

その結果として、からだの中でエネルギーがけめぐり、運動のパフォーマンスが向上します。

 

言ってみれば、『運動』とは ATP が「リン(P)を1つ外す」というアクションを起こすための “スイッチ” なのです。

 

エネルギーが放出 →『ATP』が『A “D” P』に変化する…!?

リン(P)が外れると、A "D" Pになる

 

『運動』によって、あなたのからだに「エネルギー」が生まれる過程かていを、順番でしめすと↓コチラのようになります。

 

① 運動する

② ATPが反応する

③ リン(P)が1つ外れる

④「エネルギー」が生じる

 

……ですが、ちょっと疑問ぎもんに思いませんか?

 

「ATP からリン(P)外れる」ということは、化学式が変化しますよね。

べつの物質になるということですから。

 

じゃあ ATP さんは
どうなっちゃうの…!?

ボクたちの…
僕たちの ATP さんが…!

 

↑このように感じたあなたも安心してください。

ATP さんは不滅ふめつです。(?)

 

エネルギーの放出したあと、『A “T” P(Adenosine TriPhosphate)』は『A “D” P(Adenosine DiPhosphate)』へと変わります。

 

こちらの『A “D” P』ことを、『アデノシン リン酸』と呼びます。

 

リン(P)が1つ外れることによって、Triple(3つ)だったものが Double(2つ)へと変化するのです。

 

『A “D” P』= エネルギーが失われた状態のATP

エネルギーゼロの状態のATP=A "D" P

 

『A “D” P(Adenosine DiPhosphate)』を簡単に言うと、「エネルギーが無くなった状態のATP」です。

 

アデノシン(Adenosine)に2つDouble)リンさんえんPO4)がっついた物質のことを『アデノシン二リン酸Adenosine Di Phosphate)』って言うよ(´・ω・)

『A “D” P』つって略すのがミソだよ(´・ω・)

 

リン(P)が1つ外れているので、化学式も「C10H16N5O13P2」へと変わります。

 

化学式こそ似ていますが、それぞれ異なる物質です。

 

言ってみれば、「エネルギー満タン☆」の状態が ATP で、エネルギーが空っからの状態がD” P だと言えます。

 

「A T P ⇔ A “D” P」のリサイクル(再循環)!?

ATPエネルギーのリサイクル

 

ATP と A”D”P は、お互いにかな~~り似ていますが、べつの物質で、それぞれ異なる化学式をもちます。

 

ですが、ATP さんと A “D” P さんはとても仲良しで、お互いにリサイクルし合うほどの関係です。(どんな関係?)

 

ATP さんが「エネルギーの放出」を行うときは、↓コチラのようなことが起きます。

 

(ATP によるエネルギー放出)

リン(P)を1つ外す=ATPのエネルギー放出

 

対して、A “D” P さんにリン(P)ふたたびび結合し、エネルギーが充填じゅうてんされるときは、↓このようなことが生じます。

 

(ADP によるエネルギー充填)

ADPへのエネルギー充填とリンの結合

 

リン(P)がくっつくと同時に、エネルギーがたくわえられていますね。

 

つまり、「リン(P)が離れる or くっつく」、あるいは「エネルギーの放出ほうしゅつ or 充填じゅうてん循環じゅんかんしているのです。

 

このように、ATP さんと A”D”P さんは、お互いに「持ちつもたれつの関係」にあります。

 

リサイクルするほど仲が良い」という言葉は、ATP さんと A”D”P さんのためにあるようなものです。??(゚Д゚)??

 

A”D”P へのリン(P)の結合 =『高エネルギーリン酸結合』

高エネルギーリン酸結合を図解したイメージ

 

リン(P)が A”D”P さんにくっつく(結合)するとき、同時に「エネルギーをも閉じ込めちゃいます

 

それはちょうど、↓コチラのようなイメージです。

ATPエネルギーが閉じ込められているようす

 

エネルギーさんが、放出されたくてウズウズしていますね。

激おこ♡ぷんすこ丸です。

 

↑この「エネルギーさんを閉じ込める結合のしかた」を、『こうエネルギーリンさん結合』と言います。

 

そして、「閉じ込められたエネルギー」は、ATP から(P)が1つ離れることによって解放かいほうされます

 

(エネルギーが飛び出すようす)

ATPエネルギーの放出を図解したイメージ

 

↑このように「 I’m freeee!!!!(゚Д゚)(オレは自由だぁーー!!)」となって初めて、エネルギーは体内をめぐるのです。

 

『ATP(アデノシン三リン酸)』の概要をまとめるよっ!

アデノシン三リン酸=エネルギーの保管庫

 

さぁ、ここまでをまとめましょう。

 

ATP(アデノシン三リン酸)さんには、「エネルギーの保管庫ほかんこ」としてのミッション(任務)があるのでしたね。

 

エネルギー」は、『高エネルギーリン酸結合』というリン(P)特殊とくしゅなくっつき方によって生じます。

 

そして、ATPさんのエネルギーがスッカラカンになった状態を、『A “D” P(アデノシンリン酸)』と呼ぶのでした。

 

私たちが「エネルギー」と呼んでいるものは、ATP さんから「リンが1つ “外れる”」ことで放出されます。

 

(ATP によるエネルギー放出)

リン(P)を1つ外す=ATPのエネルギー放出

 

エネルギーを放出しきった ATP は A “D” Pとなり、再び、リン(P)が結合すると、エネルギーが充填じゅうてんされます。

 

(ADP によるエネルギー充填じゅうてん

ADPへのエネルギー充填とリンの結合

 

そしてそのあと、「ATP ⇔ A “D” P」は体内でリサイクルされるのでしたね。

 

ATPエネルギーとADPの循環

 

つまり、ATP さんと A”D”P さんは、↓このような絶妙なバランスで成り立ってるのです。

 

A “D” Pにエネルギーが充填じゅうてん
→ ATP に!ATPのエネルギーが放出される
→ A “D” P

 

私たちが人間ヒトとして生存できるのは、このお二方(?)が、「エネルギーの保管庫」として働いてくれるから

 

まったく、ATP さんと A”D”P さんには、頭が上がりませんね……!!(゚Д゚)

 

まとめるよっ!

 

【『ATP(アデノシンさんリン酸)』とは?】

1. エネルギーをストック貯蔵ちょぞうするための「保管庫」
2. 「アデノシン + リン3つ」で構成こうせいされた化学 物質のこと。

【『ATP』と『A “D” P』は何が違う?】

ATP(アデノシンリン酸)
エネルギー満☆タンの状態

A”D“P(アデノシンリン酸)
エネルギー空っからの状態

 

今回も読んでくれてありがとっ!!(゚Д゚)

【理論】生物学のキホン
スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事をシェアっ♡♡
あせんとをフォローっ♡♡
コンビニ店員 人間関係とお金を語る

コメント